こぎだし

LABS

フォーム解析ツール(構想)

スマホで真横から撮ったエルゴメーター(ローイングマシン)の動画を、 端末の中だけで解析する道具の、設計の記録です。試作はフォーム解析 試作として公開しています。このページは、何を測り何を測らないかを 決めたときの考えを残したものです。読む必要があるのは道具のほうなので、 ナビゲーションや検索結果には載せず、試作のページからだけたどれるように しています。

何ができるようになるか

真横から撮ったエルゴの動画をこのサイトのページで開くと、 体の関節の位置をAI(姿勢推定モデル)が読み取り、 キャッチとフィニッシュの局面を自動で区切ります。 そのうえで、位置の変化から速度と加速度を計算し、 「腰が動き始めているのに、ハンドルがまだ動いていない」 (いわゆるお尻滑り)のような、動きの順序のずれを図で示します。

点数はつけません。骨格や体格、リギングによって「正解の形」は 変わるため、機械が採点すると誤った練習につながります。 この道具が示すのは、タイミングと速度のずれという事実だけです。 事実をどう読むかは、フォーム動画の見方と 同じ考え方で、漕手と指導者に委ねます。

設計の約束

  • 動画はどこにも送信しません。解析はブラウザの中で完結します。こぎだしのサーバーにも、 他のどこにも、動画が送られることはありません。
  • 点数をつけません。可視化するのは動きの事実だけで、うまい・へたの判定はしません。
  • 解析の中身を明示します。結果には解析エンジンのバージョンを必ず添えます。信頼度(0〜1)は、 エルゴと水上・1人では出しますが、艇の映像から切り出した記録では 出しません。斜めから撮ったぶんの減点を含まない数字になり、 同じ「信頼度」として並べると誤解を招くためです。 撮影条件が悪くて信頼できないときは、正直にそう表示します。

試作を触ってみる

フォーム解析 試作を2026年8月に公開しました。真横から撮ったエルゴ動画や、艇全体を映した 水上の動画があれば、骨格の推定、ハンドルと腰のグラフ、キャッチの検出と レート、クルーの揃いを試せます。

まだ確かめきれていないこと

試作として出しているのは、測り方が正しいことを確かめきれていないためです。 誤った解析は、誤った練習につながります。とくに水上の映像は開発中で、 艇そのものが動き、漕手が小さく写るぶん、キャッチの検出やレートを 誤ることがあります。真横から固定して撮ったエルゴの動画のほうが、 結果は安定します。

「こう測ってほしい」という要望や、結果が動画と合わないという指摘は、ご意見箱で受け付けています。