GUIDE
初めての大会 — 受付から片付けまでの一日
大会当日は、一日の流れを知っているだけで不安が半分になります。受付から片付けまで、何がどの順番で起きるのかを先にたどっておきましょう。
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まず、一日の流れをつかむ
ボートの大会はレガッタ(ボート競技の大会を指す言葉)とも呼ばれます。響きに身構えるかもしれませんが、やることの順番は どの大会でもだいたい決まっています。まずは全体を五つのかたまりで つかみましょう。細かい時刻や場所は大会ごとに違うので、当日は大会プログラム(要項とも呼ばれる、その大会の時間割やルールをまとめた冊子)と主催者の指示がいつでも最優先です。
会場のことも、先に知っておくと当日が楽になります。戸田や海の森など、 全国的に知られた会場の概要と行き方の大枠はレガッタ会場ガイドにまとめました(設備や時刻は変わることがあるので、最新の情報は大会の公式サイトで確かめてください)。
受付とエントリー表の読み方
会場に着いたら、まず受付です。受付のやり方は大会によって異なりますが、 多くの場合はチームの代表者がまとめて済ませるので、新入部員がひとりで 手続きをすることはまずありません。
それより大事なのは、エントリー表(どのクルーが、いつ、どのレースに出るかの一覧)を自分の目で確かめることです。見るところは四つだけ。クルー(一緒に艇に乗るメンバーのこと)の名前、種目(艇の種類と人数の区分)、組(自分たちが何番目のレースに 出るか)、そしてレーン(コース上で自分たちが漕ぐ位置。番号で示されます)です。表の形式や呼び方は大会によって異なるので、読み方に迷ったら プログラムを持って先輩に聞けば十分です。
招集(コール)に間に合う
招集(コール)とは、レースに出るクルーが決められた時刻に集まり、 出場の確認を受けることです。大会当日でいちばん大事な約束ごとで、 一般に、招集に間に合わないとそのレースに出られなくなる (棄権あつかいになる)ことがあります。速く漕ぐことよりもまず、 時刻どおりにそこにいること。それが初めての大会での最初の仕事です。
招集の時刻・場所・回数は大会によって異なります。プログラムで 確認したうえで、当日のアナウンスと掲示をこまめに確かめましょう。 判断に迷ったら、自分で抱え込まず、すぐ先輩か指導者へ。
出艇からスタートまで
出艇したあとの水の上は、交通ルールが特別になります。出艇の順路、 ウォーミングアップできる水域、進む方向は大会ごとに決められていて、 乗り慣れた川や湖でも当日は勝手が違います。水上で迷ったら、 無理に自分で判断せず、審判艇や運営の指示に従ってください。 天候や水面の状態でスケジュールが変わることもありますが、 その判断は主催者と指導者に任せて大丈夫です。
レースのスタートのことを発艇(レースのスタートのこと)と呼びます。発艇の方式もコースの距離も大会によって異なります (距離は 2000m のほか、1000m や 500m の大会もあります)。自分の大会がどの方式・ どの距離なのかは、要項と指導者の説明で確認しておきましょう。
レース後 — 揚艇から積み込みまで
ゴールしても、一日はまだ終わりません。といっても、やることは朝の逆再生です。
- 揚艇。艇を水から陸に上げます。人手が要る作業なので、自分のクルーの 艇でなくても、手が空いていたら加わりましょう。
- 洗艇(艇とオールを真水で洗って拭くこと)。川や湖の水がついたままに しないための、大事な手入れです。
- リギングの解除。オールを支える金具を外して、艇を運べる状態に戻します。
- トレーラーや艇庫への積み込み。
ただし、同じ艇でその日の別のレースに出る場合は、ばらしてはいけません。 片づけを始める前に「この艇、もうばらしていいですか」と一言確認する。 それだけで、初めての大会でもチームの役に立てます。
応援と待ち時間の過ごし方
大会の一日は、漕いでいる時間より待ち時間のほうが長いものです。 待ち時間は、次の三つだけ意識すれば十分です。
- 補食(合間にとる軽い食事)と水分をこまめにとる(レース直前にまとめて食べない)。
- 体温を保つ(水辺は風が抜けます。防寒と日差し対策の両方を)。
- 自分の次の招集時刻を、ときどき確かめる。
余った時間は、仲間の応援とほかのクルーの観察にあてましょう。 スタートの様子やコース取りを岸から見るのは、いちばん手軽な勉強です。 観戦できる場所や立ち入れる範囲は会場によって異なるので、案内表示と 係員の指示に従ってください。そして、体調が揺らいだら我慢せず早めに 指導者へ。安全と体調にかかわる判断は、いつでも指導者・主催者の指示が 最優先です。
